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March 07, 2016

day 60, 2016.03.07

母は、生涯治らない病気を患っていた。
僕が6歳の時に発症し、亡くなるまで病気とともに生きた。

一生治ることのない病名を告げられた時、母はどんな心境だったんだろう。
それを告げられてどのような気持ちで毎日を過ごし、
結果、母はどうやってそれとともに生きる覚悟を決めたのだろう。

病気や障害は、不意に告げられる。
100歩ゆずって突如告げられるその内容も、完治がみえるものならまだ良いだろう。

世の中には、完治が叶わず、
その発症が確認されたら最後、死ぬまで付き合っていかなければならない病気や障害がある。

自覚症状がないことを、急遽認知させられることだってある。
得てして人は「自分は関係ない」と思っているものだ。
僕だってそうだ。

あらゆる病気や障害について「自分には関係ない」と思っている。

宣告、というよりも一方的な通達から現実を知ることは、
その事実を消化することと、どう寄り添い生きていくかを整理することが急務なのだが、
周囲の様々なサポートが必要であったり、自身の意識の割り切りであったり覚悟であったり、
その事象問題の勉強であったり、他の事例や解決策や治療の模索であったりなど、
「はい、そうですか」と簡単に受け入れられるものではないだろう。

知らなかった自分を医学的に知る、ということは
大きな絶望に等しい。

叶わないことだけれど、
母が生きていたならば、いまこの歳になって、
生涯付き合っていかねばならない病気への覚悟と決意の経験談を請いたい。

今日で、愛娘たちと離れて60日。

1日たりとも、
僕はキミたちのことを考えない日はありません。

愛しています。


by aloha-classic.com
Kama'aina ; ☆
Me ke aloha ; 1,145

posted by ALOHA. : March 7, 2016 11:49 PM

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