春の優しい風に吹かれ、暖かな太陽がちょっと暑く感じた4/29から1ヶ月ちょっと。

少し早いけれど、母の四十九日の法要をおこなった。

母がいよいよ家から旅立つ日。
法要の儀が始まるまで、いまいちその実感がなかったものの、
何を言っているのかわからないお経を聞きながら母の遺影を見ていて、
色々なことを思い出した。

亡くなる前の、
頑張ってる母、苦しんでいる母、眠っている母、氷や水をほしがっていた母、
痛みに耐えられずもがいていた母。

でもそれだけじゃなくて、
へたくそな歌を歌っていた母、僕のやんちゃを呆れ顔で見ていた母、
ニコニコしていた母、楽しんで爆笑していた母、
疲れてソファーでだらしなく寝ていた母、ピアノに聞き入ってくれていた母、
色々な母を思い出したら、ぐっと涙があふれた。

お墓の石は、上から気持ちよく水をかけてあげるのが良いのだと思っていたら、
それは本来よろしくないのだと教わった。
てっぺんからかけるのではなく、肩らへんからかけてあげるものなのだと。

でもやっぱりてっぺんからかけてあげた方が気持ちよさそうだけどね。
そういう時は、最後にちゃんと拭いてあげれば良いのだそう。

法要後は、母が好きだった割烹料理屋さんで
みんなでご飯。

季節ものなんだね、鮑づくしだった！
鮑好きの僕にはたまらんよ！
食べ過ぎてお腹が苦しくてたまらなかった。

今もまだなお、気持ち的には正直不安定だなって思う。
ふとした時に色々なことを思い出す。
何か新しい体験や仕事をすれば、それを報告したいって思うし、
美味しいご飯を見つけると、これを食べさせてあげたいって思う。

何かにつけて、母のことを意識する。

人は皆いつか親を失い、それでも生きていかなければならない。

うしろを振り返らず、足もとめることなく、
母の教育を誇りにして、また明日から頑張ろう。

さて。
お風呂に入って、さっぱりしてこよう。

by aloha-classic.com
Kama'aina ; ☆☆☆☆
Me ke aloha ; 1,021